リンに草原で拾われた、幼い旅の軍師見習い。頼りない外見と、間延びした口調が特徴的。
拾われた当初はとても気弱でやや人間恐怖症気味であったが、軍の面々と触れ合うことで改善していく。ただ、余程トラウマがあったのか、高位貴族や賊、更に斧には未だ拒絶反応が強い。
軍師としての能力は非凡の一言。状況や敵・味方のステータスを見通す能力(“軍師能力”)を持つ。
エレブ以外の大陸に登場するときは、大概記憶の一部を失って行き倒れているところを拾われる。
なお、裏人格として“アシュレイ”がいる。
実は軍閥貴族の出身である。エリウッドの生まれた翌年、アドリゲル家最後の純血として兄弟間婚姻の両親の下生まれる。おそらくは遺伝的欠陥により性別が無く、狂った両親のうち父親は男の子として、母親は女の子として我が子を扱い、やがて酒により性格が少し変わったことから、人格が分裂するよう教育された。父親好みは酒の入った人格で“アシュレイ”と名付けられ、素面の貴族らしくない方は母親と一部の使用人のみがラズルーンと呼んでいたが、アドリゲル家特有の“軍師能力”を持っていたのはラズルーンの方だった。
13歳の時、ついに発狂した両親が屋敷内に賊を入れて子の抹殺を図るも、皮肉か当のアシュレイのみ辛くも逃げ延びることとなった。その後あちこち逃げ回り、サカの入り口で山賊(バッタ)に殺される。
このとき確かに、アシュレイの人生の物語は幕を下ろした筈だった…
FE烈火軍師・親馬鹿50の質問
-from 『軍師支援処』