「自分」というもの

「自分」は誰か と問われても
「自分」に答える すべはない
だって「自分」は 他を犠牲にして生きている
脆く 儚い 幻にすぎない
もし 世界がなくなったら 「自分」も死んでしまうけれど
もし 「自分」が死んだとしても
世界にはきっと何の影響もないだろう
他と区別されて 初めて 「自分」が認識されるから
他がいなければ 「自分」も多分 ありえない
そう それが 「自分」だ
今 ここにいる 「自分」なんだ


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