眠り

眠りの淵に 佇んで
夢の底を 垣間見る

たゆたう 想いを 支配するのは
懐かしくも 悲しい 過去の幻か
はたまた まだ見ぬ 未来の影か

まどろむ 神の 見る夢を
人の子は 知ることは ない
彼等は 神では ないのだから

人の子が 夢に 託したものを
果たして 神は 知っているのだろうか
醒めることを 忘れた神は


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