占星術(ネイタル)で創作小説を占う
ネイタルチャート(出生図)は、特定の日時・場所における天体の配置図です。人の出生図を読むのと同じ手法で、「作品が生まれた瞬間」や「キャラクターの誕生日」のチャートを読み解くことができます。
作品の完成日や公開日でチャートを作れば作品の本質や運命が、キャラクターの誕生日設定でチャートを作ればそのキャラクターの性格や人生のテーマが見えてきます。日時という「固定された情報」から多角的に読み解けるのが占星術の強みです。
わかること
- 作品の本質、核となるテーマ(太陽)
- 作品の情緒的なトーン、読者の感情的反応(月)
- 作品の第一印象、見た目の雰囲気(ASC / 1ハウス)
- 社会的な評価、到達点(MC / 10ハウス)
- コミュニケーションの傾向、言葉の響き(水星)
- 作品の魅力、美的要素(金星)
- 作品のエネルギー、推進力(火星)
- キャラクターの性格、内面、行動パターン
- 作品やキャラクターが持つ課題と成長の方向性
必要なもの
- 日時(執筆開始日、完成日、公開日、キャラの誕生日など)
- 時間があるとより詳細に読める(なければ正午設定で代用可)
- 場所(作者の居住地、物語の舞台、出版社の所在地など)
- チャート作成ツール(後述の参考リンク参照)
具体的なやり方
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日時と場所を決める
何のチャートを出すか決めます。作品なら「完成した日時」「公開した日時」「書き始めた日時」など。キャラクターなら設定している誕生日。時間がわからない場合は正午(12:00)で設定します。場所は作者の居住地か、物語の舞台で。
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チャートを作成する
無料のチャート作成サイト(Astro.comなど)で日時・場所を入力し、ネイタルチャートを出力します。円形の図と、各天体の位置(サインと度数)が表示されます。
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主要ポイントを確認する
まずは太陽・月・ASC(アセンダント)の3つを確認。これだけでも作品やキャラの大枠が見えてきます。太陽は本質、月は情緒面、ASCは第一印象です。
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気になる要素を深掘りする
目的に応じて見るポイントを変えます。社会的評価が気になるならMCと10ハウス、コミュニケーションなら水星と3ハウス、といった具合に。下記のハウス一覧を参考にしてください。
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解釈を創作に結びつける
出てきたサインやハウスの意味を、作品やキャラクターに当てはめて考えます。「太陽が蠍座だから、この作品は変容や深い感情がテーマなのかも」といった形で。
創作で見るべきポイント
■ 作品のチャートを読むとき
| 見る場所 | わかること |
|---|---|
| 太陽(サイン・ハウス) | 作品の核心、最も伝えたいこと |
| 月(サイン・ハウス) | 読者の情緒的反応、作品の感情的トーン |
| ASC / 1ハウス | 第一印象、表紙を見たときの印象 |
| MC / 10ハウス | 社会的評価、作品の到達点 |
| 水星 | 文体、言葉の響き、伝わり方 |
| 金星 | 作品の魅力、美的要素、好かれるポイント |
| 3ハウス | コミュニケーション、感想のもらいやすさ |
| 7ハウス | 読者との関係性 |
| 12ハウス | 隠れたテーマ、無意識に込めたもの |
■ キャラクターのチャートを読むとき
| 見る場所 | わかること |
|---|---|
| 太陽 | キャラの本質、アイデンティティ、目指すもの |
| 月 | 感情パターン、安心するもの、内面 |
| ASC | 他者から見た第一印象、外見的特徴 |
| 水星 | 思考パターン、話し方、知性の傾向 |
| 金星 | 愛情表現、好きなもの、美意識 |
| 火星 | 行動パターン、怒り方、エネルギーの向かう先 |
| ノード軸 | 成長の方向性(北)、手放すべきもの(南) |
12ハウスの意味(創作視点)
| ハウス | 一般的な意味 | 創作での解釈 |
|---|---|---|
| 1 | 自己、外見 | 作品の第一印象、キャラの見た目 |
| 2 | 所有、価値観 | 作品の価値、売上、キャラの大切にするもの |
| 3 | コミュニケーション | 文体、感想、SNSでの広がり |
| 4 | 家庭、基盤 | 作品のルーツ、キャラの家族・故郷 |
| 5 | 創造、娯楽 | 創作のモチベーション、楽しさ、恋愛要素 |
| 6 | 労働、健康 | 執筆作業、日常描写、キャラの仕事 |
| 7 | パートナーシップ | 読者との関係、キャラの対人関係 |
| 8 | 変容、共有 | 深いテーマ、性、死、変化 |
| 9 | 探求、哲学 | 作品の思想、世界観、旅の要素 |
| 10 | 社会的地位 | 社会的評価、受賞、キャラの肩書 |
| 11 | 友人、理想 | ファンコミュニティ、仲間、未来のビジョン |
| 12 | 無意識、秘密 | 隠れたテーマ、作者が無自覚に込めたもの |
創作での活用例
例1:完成した小説のチャートを読む
小説を書き終えた日の23:59でチャートを作成。太陽が魚座・12ハウスにあり、「無意識の領域、夢、犠牲」といったテーマが浮かぶ。確かにこの作品は主人公が自分を犠牲にして誰かを救う話だった——と、自分でも気づいていなかったテーマが見えてくる。
例2:キャラクターの性格を深掘りする
なんとなく「4月15日生まれ」と設定していたキャラのチャートを出してみる。太陽牡羊座、月蠍座、水星牡牛座。「表面は勢いがあって突っ走るタイプだけど、内面では執着が強く、話し方はゆっくり慎重」という像が浮かび、キャラの解像度が上がる。
例3:公開日を決める参考にする
公開候補日のチャートをいくつか出して比較。A日は太陽が10ハウス(社会的評価◎)、B日は太陽が12ハウス(隠れた名作になりそう)。注目されたいならA日、じわじわ届けたいならB日、と判断材料にする。
LLMと一緒に読む
チャートの読み方がわからない、解釈に迷う——そんなときはLLM(Claude、ChatGPTなど)に手伝ってもらう方法があります。
やり方
- 下記のツールでチャートを作成し、テキストデータを取得
- LLMに「このホロスコープを創作に活かしたい」と伝えてテキストを貼り付け
- 「この作品のテーマは何だと思う?」「このキャラの性格を深掘りして」など質問
プロンプト例
以下は私の小説の完成日のホロスコープです。この作品の本質、読者に届く印象、隠れたテーマについて、創作に活かせる視点で読み解いてください。
[ここにテキストデータを貼り付け]
占星術計算ツール — LLMに渡しやすいテキスト形式でチャートを出力できます。ネイタル、トランジット、シナストリーなどに対応。
参考リンク・ツール
Tips
- 時間がわからない場合は正午(12:00)設定で。ただしASCやハウスは参考程度に
- 最初は太陽・月・ASCの3つだけでOK。慣れてきたら他の天体やハウスを見る
- サインの意味がわからなければ、まずは「火・地・風・水」の4元素で大まかに捉える
- キャラクターの誕生日を後から決める場合、欲しい性格から逆算してサインを選ぶのもアリ
- 同じサインでも度数やハウス、アスペクトで印象が変わる。深掘りは沼だけど楽しい
- 「当たってない」と感じても、それ自体が発見。設定と星の示すものの差異から新しいアイデアが生まれることも