サビアンシンボルで創作小説を占う
サビアンシンボルは、黄道360度のそれぞれに割り当てられた象徴的なイメージです。1925年、占星術師マーク・エドモンド・ジョーンズと霊媒エルシー・ウィーラーによって生み出されました。各度数に詩的で視覚的なシンボルが対応しており、その象徴から直感的なメッセージを受け取ることができます。
ネイタルチャートで「太陽が牡羊座15度」とわかったら、その度数のサビアンシンボルを引くことで、より具体的で詩的なイメージが得られます。創作においては、作品の象徴的テーマ、キャラクターの核となるイメージ、物語のキービジュアルを見つけるのに役立ちます。
わかること
- 作品・キャラクターの象徴的なイメージ
- 核となるビジュアルやモチーフ
- 直感的なメッセージ、インスピレーション
- サインの意味をより具体化した解釈
- 物語のキーシーンのヒント
- 表紙やタイトルのアイデア
必要なもの
- 天体の度数(ネイタルチャートから取得)
- サビアンシンボル一覧(書籍やWebサイト)
度数の数え方
重要:サビアンは「切り上げ」で数える
サビアンシンボルでは、度数を切り上げて読みます。
- 牡羊座 0°00′〜0°59′ → 牡羊座1度のシンボル
- 牡羊座 1°00′〜1°59′ → 牡羊座2度のシンボル
- 牡羊座 14°30′ → 牡羊座15度のシンボル
- 牡羊座 29°00′〜29°59′ → 牡羊座30度のシンボル
チャートに「14°30′」と表示されていたら、サビアンでは「15度」を見ます。
具体的なやり方
-
チャートを出して度数を確認する
作品やキャラクターのネイタルチャートを作成し、見たい天体の度数を確認します。太陽、月、ASCが基本。特定のテーマなら対応する天体を。
-
度数を切り上げてサビアンを引く
確認した度数を切り上げ、サビアンシンボル一覧から該当するシンボルを探します。
-
シンボルを眺めて感じ取る
シンボルの文言を読み、そこから湧いてくるイメージを自由に感じ取ります。論理的な解釈より、直感や連想を大切に。
-
創作に結びつける
感じ取ったイメージを作品やキャラクターに当てはめます。モチーフ、シーン、感情、ビジュアル——どこに結びつけても構いません。
どの天体を見る?
| 見る天体 | 得られるイメージ |
|---|---|
| 太陽 | 作品・キャラの本質、核となるイメージ |
| 月 | 感情面、内面、無意識のテーマ |
| ASC | 第一印象、外見的なイメージ、表紙のヒント |
| MC | 社会的な顔、到達点、クライマックスのイメージ |
| 水星 | コミュニケーション、言葉、タイトルのヒント |
| 金星 | 美意識、愛情、魅力のポイント |
| 火星 | 行動、衝突、アクションシーンのヒント |
| ノード | 成長のテーマ、物語の方向性 |
サビアンシンボルの例
雰囲気をつかむために、いくつかのシンボルを紹介します。
| 度数 | シンボル | 創作での連想例 |
|---|---|---|
| 牡羊座1度 | 海から上がってきた女性をアザラシが抱く | 異世界からの帰還、保護される存在、境界を越える |
| 牡牛座15度 | マフラーと粋なシルクハットの男 | 洒落者、社交性、自己演出、仮面 |
| 双子座8度 | 産業ストライキ | 反抗、集団行動、既存システムへの異議 |
| 蟹座20度 | セレナーデを歌うゴンドラ乗り | ロマンチシズム、感情の表現、情景描写 |
| 獅子座25度 | 砂漠を横切るラクダ | 忍耐、孤独な旅、目的地への歩み |
| 乙女座12度 | ベールをかぶった花嫁 | 秘められた美、期待、変容の前夜 |
| 蠍座5度 | 大きな岩場の海岸 | 荒々しさ、不動、困難に耐える強さ |
| 水瓶座11度 | 人気を得ている亡命者 | 異端者の成功、既存の枠を出た評価 |
シンボルの解釈は自由です。同じシンボルでも、人によって連想するものは異なります。
創作での活用例
例1:作品のキービジュアルを得る
作品のネイタルで太陽が蟹座20度。サビアンは「セレナーデを歌うゴンドラ乗り」。水辺、夜、歌——この要素を表紙イメージや重要シーンに取り入れる。実際にゴンドラを出さなくても、「感情を歌い上げる」というエッセンスを物語に込める。
例2:キャラクターの核となるイメージを探る
キャラの太陽が獅子座25度「砂漠を横切るラクダ」。孤独に耐えながら目的地を目指す姿が浮かぶ。このキャラは仲間がいても本質的には孤独で、長期的な目標に向かって黙々と進むタイプ——と設定に落とし込む。
例3:タイトルやモチーフのヒントを得る
作品の水星が乙女座12度「ベールをかぶった花嫁」。「ベール」「花嫁」「隠されたもの」といったモチーフをタイトルに絡める。『ヴェールの向こう側』『花嫁の秘密』など、シンボルから直接タイトル案が生まれることも。
例4:行き詰まったときのインスピレーション
執筆に詰まったとき、作品のASCのサビアンを見返す。「今、この物語はどんな顔をしているのか」という視点で眺めると、忘れていた作品の特徴を思い出したり、新しい展開のヒントが見つかったりする。
LLMと一緒に読む
サビアンシンボルの解釈は自由度が高いため、LLMにアイデア出しを手伝ってもらうと発想が広がります。
やり方
- チャートから度数を確認し、サビアンシンボルを調べる
- LLMにシンボルを伝え、創作への活かし方を相談
プロンプト例
私の小説の完成日のチャートで、太陽のサビアンシンボルは「セレナーデを歌うゴンドラ乗り」でした。このシンボルから連想できるイメージ、物語のモチーフ、キービジュアル、感情的なテーマなどを、創作に活かせる形でたくさん挙げてください。
プロンプト例(複数シンボル)
私のキャラクターのサビアンシンボルは以下の通りです。これらを総合して、キャラクターの核となるイメージ、物語上の役割、印象的なシーンのアイデアを提案してください。
太陽:「砂漠を横切るラクダ」
月:「ベールをかぶった花嫁」
ASC:「産業ストライキ」
参考リンク・ツール
- Astro.com - チャート作成。度数を確認してサビアンを調べる
- すたくろ 〜star-clock-work 〜 - 日本語でサビアンシンボルを調べる
- Goisu.net - 日本語でサビアンシンボルを調べる
Tips
- 度数の切り上げを忘れずに。14°30′は「15度」のシンボル
- シンボルを「正解」として読むのではなく、自由に連想を広げる素材として使う
- ピンとこないシンボルもある。その場合は無理に使わず、別の天体のシンボルを見る
- 複数の天体のサビアンを組み合わせると、より立体的なイメージが浮かぶ
- シンボルの解釈は書籍・サイトによって微妙に異なる。複数の解釈を見比べるのも面白い
- サビアンは「正しい解釈」を求めるものではなく、インスピレーションを得るためのツール